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2011-03-07

大人はスタドラを観て何を思ったらいいんだろうね、という話

STAR DRIVER 輝きのタクトをここまで見て、
思っていることを書いてみる。

 青春っていいよね!・・・もう過ぎたけど
やりたいこととやるべきことが一致した時、世界の声が聞こえる!
やれそうな気がする時はやれる!

スタドラのテーマは、とにかく青春。
一度きりの人生、一度きりの青春時代、
夢とか、恋とか、
目の前のものにとにかくぶつかったらいい。
それは、ほとんど何も持っていない若者に、
与えられた特権だから。

じゃあ、大人はどうなんだろう?
大人も、がむしゃらに突き進むべきなのか?
失敗して痛い目をみた記憶があるのに?
しくじったら、取り返しのつかない責任を負ってるのに?

・・・スタドラという作品自体の想定メイン視聴層は、
多分、中高生。
同放送枠の、ギアス、ダブルオー、ハガレンのカラー的に、
ワンピースほどライト&メジャーじゃないので、
いくらかオタクよりな子たちな気はする。
隠れオタクかもしれないし、ガチなオタクかもしれない、
オタク趣味持ちのリア充かもしれない。
どんなタイプであれ、この作品が彼らに届けたいメッセージは、
「青春を謳歌しようぜ!」だろう。

じゃあ、大人は何を思ったらいいのか?
どこに感情移入したらいいのか?
大人に見せるために作ってある作品じゃないから、
そんなの保証されてない?
でも、アニメ作ってる人達も、大人なわけで・・・
大人の目線が、完全に抹消されてる、ってことはないはず。

 スタドラの大人たち
この作品にも、大人はいくらか登場する。
特に目立つのは、
綺羅星十字団に参加している大人。

ミドリ先生は、美少年目当てで、
保険医というポジションを自ら選んだ大人。
あげく、若返り能力を使って、学園の男子を魅了したりしている。

カタシロは、過去からのしがらみを全うし続ける大人。
彼が漂わすのは、悲哀か、諦観か。
年の割にずいぶん老けこんでいる気がする。

そして、ヘッド。
若き日の姿を保ち、同じ夢・力を追い求め続け、
同じ過ちを繰り返し続ける大人。

こうして見ると、決して、
こんな風になりたい、と憧れられるような人達ではない。
そもそも、「綺羅星!」とかしてる時点で、
まともな大人じゃない、とも言えるけど・・・

まともそうな大人がいないかと言ったら、そうでもない。
カナコの夫、レオン・ワタナベは、作中で登場した限りでは、
まともな大人っぽいし、
タクトのじいちゃん辺りも、なんだかカッコいい人だった。

しかし、この作品においては、
ちゃんと大人してる大人は、蚊帳の外の存在である。
17話で、レオンが南十字島についての報告を受けていたシーンとか、
かなり象徴的だったと思う。
彼は、青春を謳歌する者たちに対して、まぶしそうにしていた。

 ツマンナイ大人になりたくない
ちゃんとした大人は、蚊帳の外。
目立つ大人は、見習いたいと思えない、
どこか滑稽な人ばかり。

この偏りは、この作品の舞台が、若者の世界だからだろう。
青春真っ盛りの若者の世界には、
ちゃんとした、悪く言えばつまらない大人には、
入り込むことはできない。

以前、ミドリ先生が発したセリフ、
「ツマンナイ君になっちゃったかな」は、
彼女自身、大人としての判断・常識に縛られていることを
自覚してでてきた言葉だったのだろう。
まともな判断・常識は、決して悪いものではないが、
この作品のメインキャラたるには、邪魔になる。
つまらない大人には、
銀河美少年の力の源、リビドーが足りないのである。

ゆえに、この作品の中枢に関わる大人は、
リビドーがある、大人げない大人でなくてはならない。

 大人げない大人
この作品の根幹に最も関わっている大人、
それは、ヘッドである。

彼こそ、大人げない大人の代表といえよう。
姿からして、若いままだし、
息子と同年代の少女と恋愛したり、口説いたりし、
突拍子もない野望を追いかけ続ける、主人公タクトの父。

しかし、彼が理想の大人像として描かれているとは、
とても言えない。
ノリノリでタクトに挑んだ結果、
「あなたにはわからない」と言われ、
あっさり敗れたり、
その後、負けを気にした風もなく過ごしていると、
マドカの退場時に「負けを認められないのは最悪」発言が出て、
暗にディスられていたりと、
作中において、
ヘッドのダメさはひたすら強調されている。
その最たるものが、22話の部長による、
「オヤジはだめだな」だろう。

彼も、かつては輝いていた。
過去のカタシロは、彼に魅せられ、今までヘッドの野望に付き合っている。
タクトの母ソラに対しても、
初めは、本物の愛があったはず。

ヘッドは、青春を終わらせ損ねた男だ。
彼がかつて過ちを犯しただけに留まらず、
つい最近になっても過ち(サカナちゃんとの破局)を
繰り返すのは、彼が青春にしがみついているから。
失敗だろうと、敗北だろうと、
タイムアップになったら、青春は終わらせなくてはならないのだ。
そうしなかったのが、ヘッドという男。

 終わりがあってこその青春!!・・・で、その後どうする?
タクト達にも、
大人になる時が来る。
青春は、しっかり終わらせてこそのものだということは、
反面教師として、ヘッドが示しているはず。
タクトはどんな大人になるんだろうか。

「機動戦士ガンダム」の主人公、アムロ・レイは、
「Zガンダム」、「逆襲のシャア」と、
シリーズを重ねて、大人になった。
こもりがちな機械オタクで、大人に反抗的だった少年が、
「逆襲のシャア」では、地に足の着いた大人になっていた。
同時に、「つまんない大人」の側にもなったことも、
クェスとの関わりを通して、描かれている。
最初のTVシリーズから9年後に作られた映画で、
視聴者の少年達とともに、アムロも大人になったのである。

もっと新しい世代のアニメだと、
エヴァンゲリオンの放映時、
シンジたちと同年代だった視聴者も、
もう大人である。
彼らは、どんな大人になったのか?
加持さんやミサトさん、赤木博士のようになった?
もう子供がいて、ゲンドウの心境に近付く人もいる?

スタドラが、
青春の、その後について
何を指し示すかは、まだわからない。
でも、もう青春を過ぎたのに、
毎週スタドラを楽しみにしている、
大人げない大人には、
外せない視聴ポイントなのです。




長々と、書いたものの、
要は、
クライマックスに入ったスタドラの今後が楽しみ、
ってことに落ち着くのだけど。

まぁ、終わってからじゃなく、
今だから書きたいこともある、と思ったので・・・




過去回の感想は↓

STAR DRIVER 輝きのタクト 21話 リビドーなお年頃 感想
STAR DRIVER 輝きのタクト 20話 描かれたあの日の虹 感想
STAR DRIVER 輝きのタクト 19話 三人の日曜日 感想
STAR DRIVER 輝きのタクト 18話 ケイトの朝と夜 感想
STAR DRIVER 輝きのタクト 17話 バニシングエージ 感想
STAR DRIVER 輝きのタクト 16話 タクトのシルシ 感想
STAR DRIVER 輝きのタクト 15話 封印の巫女 感想
STAR DRIVER 輝きのタクト14話アインゴットの眼 感想




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theme : STAR DRIVER 輝きのタクト
genre : アニメ・コミック

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